日常想(にちじょうそう)

 時は自然に流れ季節も自然に変化して行く。人もまた変化して行く。
人の変化ほど予測が出来ぬ事はない。良き道を歩んでいたと思えば想像も出来ぬほど険しい道をゆく事もある。
自分自身を知ることをしなければ良き変化を見出すことは出来ないと思う。
自分自身を強くしなければこの複雑な世は辛いものである。また、目に見えることだけですべてを判断してはあまりにも危険である。

『事故、病気、怪我』などに遭えば辛さ、痛みはわかるがあえて経験しなくとも良いと想う。そして、それらも何か目に見えない力により遭遇することもあると感じて頂きたい。

 『幸せ』と想うことはたくさんあるはずなのに気付かない人が多すぎるのではないだろうか。小さなことでも感動し、喜ぶことが出来るのが人間ではないのだろか。近頃、神経を痛めてる人があまりにも多い。そのために本来の人間性が失われてしまってきている。あなたは、大丈夫ですか?

 この世は『お金』というものが必要であるがそれが第一ではないと想う。しかし、多くの人は『お金』に執着して『人として』という所に目を向けてないのではないか。『お金』に苦しむ人が多いがその要因を自分自身で考えたことがあるのでしょうか。生きた使い方をすれば必ず戻って来ると想います。そして、あなたがその『価値』を理解すれば何倍もの満足感を味わうことが出来るはずです。

 『離婚』という言葉を最近良く耳にします。私のまわりにも離婚をした方や離婚をしようとしてる方が数多くいます。『離婚』を一概に否定はしません。原因はいろいろあるようですが、子供がいるのでしたらまずは子供のことを第一に考えるべきと思います。子供には罪はないのですから。『価値観』『お金』『環境』『愛情』などなど違いがあるのは当たり前ですが、それが大きく違っていては無理と想います。相手が自分をかえりみないとしても、あなたは自分をかえりみて下さい。そしてより良い方向へ進むことを考えて下さい。

 『育児』についてですが、『育児』は非常に大変なことです。一人の人間を育てて行くのですから・・・最近多く耳にするのが大人のペースで生活してる方が非常に多いことです。生活にパターンが大人と同じになってる為、子供自体に大きなダメージを与えています。小学校に入学する頃までは特に子供を中心としたパターンを作ることが大切と想います。また、子供は親をよく見ていますのであなた自身が改善して強くなっていかないといろいろなことが子供に影響してきます。

 『恋愛』に関して、男女ともに人を好きになるという事は当然の事です。些細な事がきっかけで出会い交際が始まる事もあります。しかし、些細な事で別れる事も多いです。出会いと別れの繰り返しが人間であると言えます。『恋』は一人で盲目になり、自分の心で思い自分の心を燃やす。『恋』をすることは、甘く切ないが人として成長させると想う。『愛』は必ず相手を欲するものであり、『愛してる』と言うと必ず返事を求める。つまり、相手がいてはじめて存在するものと想います。『恋愛』とは、『恋』からの進化であり『恋する心』『想いの心』の度合いにより成就するのではないでしょうか。俗に『恋愛』とよく口にするが『恋する心』『想いの心』が少ない、又は低いがため短く終わってしまうのでしょう。年齢、環境に拘ることなく『恋』をする事をお勧めしたい。そしてその想いがお互いに強く繋がれば本当の『愛』に進み、本物の『恋愛』になるでしょう。あなたは本物の『恋愛』をして今に至ってますか?ほとんどの人がそうではないでしょう!また、『愛』がなくなると『恋』は消滅してしまいます。新たな『恋』を大切にして行きましょう。

 『結婚』は、人生の上で大きな意味を持つと想われる。互いに愛情を持って一つの家庭で生活をしていく。親からの独立と子孫の繁栄が基盤になる。だが今日では、あまりにも感情のみが先走って結婚の本来の意味を理解していない者が多いのではないか!結婚により夫婦となり新たな生活を始め、社会的にも責任が課せられる。これからの人生を共に歩んで行くと神、仏の前で誓い、周りの者たちから祝福されて一つになる。そして、子供を授かり家族が増え、更なる責任を負って前に進んで行く。長い人生の上でいろいろな事が起きるが夫婦力を合わせて乗り越えていく事が大切と想う。だが、最近は努力をせずにすぐに逃げに進む傾向が強い。よって、夫婦不和、育児放棄、虐待、暴力、そして離婚と簡単に進んでしまう。離婚をする事は簡単ではあるがその原因を直視して反省する事も必要ではないか。仮に相手が原因としてもその相手を選んだのは自分である。結婚をする前にしっかりと相手を見て慎重すぎるくらいに進めた方が良いのではないだろうか。現状の結婚がどうしても無理と想う者は、自分自身をよく見て反省し、新たなる満足の行く結婚へ進まれてはどうだろうか。子供がいる場合はくれぐれも子供の事をしっかり考えて行動して頂きたいと想う。人は不幸になるために生まれてきてるとは想えない。人は幸せになるために生まれてきてると想う。幸せになるためにはあなた自身、そして相手の努力が必要ではないでしょうか。




更新日 2006.6.30